「最期まで一人で暮らしたかったおじいちゃん」⑤
ベッドの上から起き上がることができないですが、
一日中モルヒネの痛み止めを注射する器械を使って自宅で過ごします。
毎日にヘルパーさんと看護師さんが来てくださって、食事を買ってきて冷蔵庫にしまったり、
ベッドから身動きが取れなくても食事が食べられるようにお弁当を出してくれたり、
身体をきれいに拭いてくれたりしています。
8月は毎日がとても暑く、直射日光も直接ベッドに届いて、エアコンなどもないので、
ただ風鈴の音を聞いて涼むしかありません。
病院に入院した方が涼しくてよいだろうにベッドのシーツも汗で濡れているのですが、
ご本人はこのアパートのお部屋の方が心地よいみたいです。