人と人とを切り離すウイルス、結びつけるコミュニケーション⑥

そこで、今回新たに試みた方法は、
特に病状が不安定な患者さんについて、
診療のたびにその様子を写真で撮影をして、
ご家族へ直接、電子メールで送る方法でした。

本来は情報の機密性保持のためには行わない方が良いのかもしれません。
けれどもこれ以上コミュニケーション不足による不信を増長させるわけにはいかなかったので、
当院は積極的に行うことにしました。

家族に会えない、物理的に離れてしまう状況では、
視覚的な情報は言葉以上に、ご家族を安心させる強力な手段でした。
きちんと点滴や輸血などを行っている様子、
患者さんご自身が笑顔でいらしたり、元気にお食事を召し上がっている様子を、
写真でひと目見えるだけで、それは当然にほっとします。